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日曜歴史館「『礫川役用日記』にみる水戸藩附家老中山家」

「水戸城下絵図」より 茨城県立歴史館蔵

 水戸藩の附家老・中山家に仕えた家臣が記したと考えられる『礫川役用日記』。この貴重な史料をもとに、元禄時代(元禄7年から元禄16年まで)の水戸藩と中山家の知られざる関係に光を当てます。
 当時は水戸藩2代藩主光圀が西山荘へ隠居し、3代綱條へと代替わりした時期にあたります。日記は、光圀から中山家への温かな配慮や、世子・菊千代(吉孚)と、後に中山家当主となる、若き中山信敏との親密な交流、そして贈答儀礼が鮮明に綴られています。
 幕府と藩をつなぐ「附家老」という特殊な立場にあった中山家が、どのように藩主一家から「大切の家」として遇されていたのか。本講座では、日記に残された記述から、光圀の意図と中山家の家格維持の背景を読み解きます。

日時|令和8年2月8日(日) 14:00~15:30
講師|当館 沼澤 佳子
会場|当館講堂
定員|先着150名
対象|高校生以上
申込方法|申込フォーム、来館、往復ハガキ(講座名・住所・氏名・電話番号記入)

※令和7年9月2日(火)より申込受付中
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