イベント・講座

日曜歴史館「ある戦国武将の従軍記録-『上井覚兼日記』の世界-」

本講座では戦国期から織豊期にかけて薩摩の大名島津家に家老として仕えた武将・上井覚兼の日記を紹介しながら、戦国時代の戦いの実態に迫ってみたいと思います。

戦国時代といえば武士が主役の時代ですが、じつはこの時代の武士の日記というものはほとんど残っていません。その点でこの日記はたいへん貴重なものですが、なかでも注目されるのは数々の従軍経験です。覚兼は日記に記録されているだけでも7度の戦いに従軍し、 7 度目には顔面に被弾してかつぎ出される経験もしています。戦国大名の軍勢がどのように戦場に集合し、どこに宿泊し、戦闘のない日はどのように過ごしていたのか、そしてどのようなタイミングで戦いをやめて引き揚げてくるのか(いつでも決着がつくまで戦うわけではありません)、通常の古文書や軍記物などにはけっして描かれることのない、 そのような戦いの舞台裏をのぞいてみることにしましょう。

チラシ(PDF)はこちら

 

日時|令和7年6月8日(日) 14:00~15:30
講師|東京大学大学院総合文化研究科教授 桜井 英治 氏
会場|当館講堂
定員|先着150名
対象|高校生以上
申込方法|申込フォーム、来館、往復ハガキ(イベント名・住所・氏名・電話番号記入)

※令和7年4月8日(火)より申込受付中
> 申込フォームはこちらから