イベント・講座
〈企画展(アーカイブズ展)関連〉連続講演「『倭寇図巻』を読む」
東京大学史料編纂所所蔵の『倭寇図巻』は、海の向こうからやってきて、掠奪放火等の狼藉を働いた倭寇を、官軍が迎え撃ち勝利したさまを描いた絵巻です。教科書にも多く掲載され、倭寇のイメージを形作ってきました。5m以上にわたって展開される精彩に富んだ場面のなかでも、水上合戦の部分は特によく知られています。
15年前に、この部分を赤外線撮影したところ、「大明神捷海防天兵」という文字が発見され、倭寇と戦っている官軍は、明朝の軍隊であることが確定されました。本講座では、『倭寇図巻』が描く物語とその背景とを、同じく編纂所所蔵の『蔣洲咨文』との関係にも留意しながら読み解いていきます。
日時|令和8年3月7日(土) 14:00~15:30
講師|須田 牧子 氏(東京大学史料編纂所・中世史料部門・准教授)
定員|先着150名[事前申込制、要入館券]
会場|当館講堂
申込期間|令和7年10月28日(火)9:30~定員に達し次第終了
申込方法|申込フォーム・来館・往復ハガキ(講座名・住所・氏名・電話番号記入)