イベント・講座

日曜歴史館〈企画展関連〉「近世の育子策と間引き教諭」

江戸時代の後半、日本は全国的に人口停滞期を迎えます。北関東や東北の人口減少は著しく、水戸藩では18世紀初めには約30万人だった人口が18世紀末には約22万人まで減少しました。こうした状況を受け、6代藩主・徳川治保は、寛政3年(1791)より間引き(嬰児殺し)の禁止に本格的に取り組みはじめます。また同時期に、藩の施策に呼応し、町役人、医師などが、間引きをいましめる教諭書(間引き教諭書)を盛んに執筆、版行しました。

本講座では、水戸藩を中心とする茨城県下の諸藩でとられた間引き禁止の施策や教諭書の分析を通して、指導者たちがどのような論理とアプローチで百姓らに間引きを思いとどまらせようとしたのか、そしてそこに見え隠れする百姓らの子育てのあり方を探っていきます。

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日時|令和7年10月5日(日) 14:00~15:30
講師|当館 廣瀬 昌子
会場|当館講堂
定員|先着150名
対象|高校生以上
申込方法|申込フォーム、来館、往復ハガキ(イベント名・住所・氏名・電話番号記入)

※令和7年9月2日(火)より申込受付開始
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