歴史館について
沿革
歴史館のご案内
茨城県立歴史館は、本県の歴史に関する資料を収集、整理、保存、調査研究し、その結果を広く一般県民に公開するために設置されました。
文書館機能と博物館機能を併せ持つこの施設には、美術工芸品などの他に、古文書やマイクロフィルムが数多く収蔵されています。
広い敷地のなかには、本館のほかに、移築された江戸時代の農家建築や明治時代の洋風校舎があります。また、茶室や講堂の利用ができます。
なお当館は、平成8年に「公開承認施設」として文化庁に認められ、大切な文化財等の保存・公開の業務を行っております。
沿革
茨城県立歴史館は、昭和48年に職員組織が発足し、昭和49年9月3日に開館式を行いました。歴史館は、発足当時から次のふたつの機能を合わせ持つ施設として設計され、開館しました。
- 文書館としての機能
- 茨城県の歴史に係る資料を収集・整理・保存し、一般の利用者に提供する仕事です。文書館としての機能を持つ施設は一般に、「文書館」とか「公文書館」という名前が付けられていますが、茨城県では、「歴史館」という名前で発足いたしました。
- 現在では古文書や行政資料などを30万点以上収蔵し、閲覧室を通じて、一般に公開しています。
- 博物館としての機能
- 茨城県の歴史に関する各種資料を展示し、一般に公開する仕事です。開館以来、歴史・美術工芸・絵画・民俗・考古などの各部門にわたって、多彩な展示を行ってきました。
- 平成4年10月からは、それまでの部門別展示に加えて、本館2階で原始・古代から現代にいたる茨城県の歴史の流れを追う「歴史系総合展示」をオ-プンしました。
- 一橋徳川家から資料が大量に寄贈されたことにともない、昭和62年に一橋徳川家記念室が作られました。ここでは、一橋徳川家が所蔵していた数多くの美術・工芸品等を6つの分野に分けて、順次展示公開しています。
概要
茨城県立歴史館の開館以来の主な動きをご紹介します。
年月 | できごと |
昭和45年 1月 | 茨城県歴史館基本構想決定。財団法人茨城県教育財団が,茨城県歴史館を水戸市緑町2丁目茨城県立水戸農業高等学校跡地に建設することを決定する。 |
昭和48年 2月 | 茨城県歴史館の設置及び管理に関する規則が制定される。 |
昭和48年 3月 | 茨城県歴史館本館建設工事が竣工する。 |
昭和48年 4月 | 茨城県歴史館の職員組織が発足する。 |
昭和48年12月 | 旧水海道小学校本館復元及び旧茂木家住宅移築を完了する。 |
昭和49年 9月 | 茨城県歴史館の開館式を挙行,展示室と閲覧室を開室する。 |
昭和55年 6月 | 民俗収蔵庫建設工事が竣工する。 |
昭和56年 4月 | 茨城県教育財団が,歴史館の施設・設備等すべてを茨城県に寄付し,県の「学校以外の教育機関の設置,管理及び職員に関する条例」にもとづいて茨城県立歴史館が設置される。茨城県教育財団が,管理運営及び事業の実施について委託を受ける。 |
昭和62年 3月 | 一橋徳川家記念室建設工事が竣工する。 |
平成 3年11月 | 茨城県立歴史館展示室増築工事が竣工する。 |
平成 4年10月 | 新規開館記念式典を挙行,歴史系総合展示を開始する。 |
平成 8年 3月 | 文書整理保管庫建設工事が竣工する。 |
平成13年 4月 | 歴史館の敷地が都市公園(偕楽園公園)として併用開始され,庭園が無料となる。 |
平成18年 4月 | 指定管理者として,茨城県教育財団が茨城県から指定を受ける。 |
平成23年 4月 | 指定管理者として,茨城県教育財団が茨城県から第2期目の指定を受ける。 |
平成28年 4月 | 指定管理者として,茨城県教育財団が茨城県から第3期目の指定を受ける。 |
令和 3年 4月 | 指定管理者として,茨城県教育財団が茨城県から第4期目の指定を受ける。 |
収蔵資料利用状況
当館所蔵の史資料が放映や,展示などで利用されている状況を一覧できます(PDF)。